等級の保留

自動車保険の等級について、保険会社を変えても引継ぐことができるということはお話してきました。

保険会社変更以外でも等級を変えずに済むケースがあります。

車を所有していて自動車保険に加入していた人が、海外勤務や国内転勤のために長期間車を手放すことがあるかと思います。

このような場合、保険会社に中断手続きというものをしておけば、通常5年、海外なら10年間、今まで契約していた自動車保険の等級を保留しておくことができるのです。

ですから、海外出張などで数年間車を手放したとしても、帰国後再度自動車保険に加入する際には海外出張前と同じ等級が適用されます。

この中断手続きですが、誰でも受理してもらえるわけではありません。

もともと契約していたときの等級や、海外渡航の目的など指定された条件を満たしていない場合には中断手続きは受け付けてもらえませんので、事前によく確認する必要があります。

自動車保険等級プロテクトとは?

自動車保険の等級は、無事故運転を続けていれば1年に1等級ずつ上がっていき、保険料が安くなっていきます。

そのように無事故運転を続けているに超したことはないのですが、交通事故を起こしてしまう人もいるでしょう。

交通事故を起こしてしまうと、一気に3等級も落ちてしまうことになり、保険料も上がってしまいます。

先にも述べたとおり事故を何度か起こして1等級まで落ちてしまったりすると、自動車保険の契約を断られてしまうこともあります。

このようなことを避けるために提供されている特約に等級プロテクトというものがあります。

この特約を付加しておくと、交通事故を起こした場合でも、保険会社が決めた条件に当てはまる事故であれば等級を下げることなく据え置きにできるのです。

保険会社にもよりますが、一般的にこの特約を適用できるのは年に1度のみと言われています。

等級を据え置きできる便利な特約ですが、事故を起こさないに超したことはありませんので、常に安全運転を心がけておきましょう。